変形性股関節症で中殿筋を鍛えるべきか?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

変形性股関節症の方で筋トレを頑張っているという方が多くおられます。実際に医療の現場でも中殿筋筋力低下によると言われる痛みのある側へ起きるカラダの傾き(トレンデレンブルグやデュシャンヌ歩行)があり、中殿筋の筋力の低下も筋力検査でわかります。

元々中殿筋は股関節を外転(横向きに外に開く)する機能があり、その動きをしっかりできるようにしたほうが良いと思われると思います。そして実際に横向きに寝たりして足を開くトレーニングを行っている方もいることでしょう。

しかしながら実際にそのようなトレーニングを行っていてかえって痛みが強くなったり、思ったように力がでないまま時間が経過してしまうことがあります。また筋力が十分になっても上記のような歩行様式が改善しないこともあるのです。

ではそのトレーニングは必要ないのでしょうか?

経験上ですが、実際に正常歩行(に近い状態を含む)を行うために必要な筋力はそれほど必要ないと考えています。実際に筋力的にはノーマルに程遠くとも歩行に関してはしっかりと行える方が多くおられます。(高齢者などではほとんどです)

あえて言うならば、筋肉をトレーニングするには順番があるということです。スポーツの世界でもそうですが、順序よく行うことで必要な筋力を得ることが出来るようになりますし、パフォーマンスの向上もついてきます。

少なくとも中殿筋の筋力強化をする前に腹筋群やその他の筋力が正常であるか?股関節の可動域はどうなっているか?など正しく使えているかどうかということは確認するべきだと思います。

筋力強化については相反することですが、「杖をつきなさい」と言われているのに「筋力を鍛えなさい」「あまり長い距離を歩かないように」などとどっちなの?と悩むことが多いのが現状です。体の状態と目的に合わせて適時内容を変化させていくことが大切です。

今行っている筋トレやプールでのトレーニング、ウォーキングなど長く続けている方ほど、今一度内容が自分にあっているかどうか確認してみてはいかがでしょう?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。

カテゴリー