股関節痛の方の医療機関への受診の仕方を再考する

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医療機関を受診したはいいが、痛みを取るには手術しかないと手術を進められ、途方にくれたり、落ち込んだりとどうしようもない気持ちでご来店の方が多いのは残念ですが多いようにに思います。筋トレをしなさいと言われてがんばったのに余計に痛みが強くなったなど苦しい思いをされている方も多くおられます。少し長いですが、医療機関への受診に対して今一度再考していただきたい内容を記します。

現在の医療制度について

私が勤務していた医療機関も含め、多くの医療機関では、医師が細かい個人差や痛みの原因を詳細に分析することは難しい状況であるといえます。(とにかく忙しいのと画像診断に頼る場合が多い。)そのような日本の医療の状況を考えると手術や保存療法(運動療法)などの複数の治療方法の提案というのは現実的には難しいと感じています。残念ながら理学療法士に対して医師が十分な信頼を持っていないことも一つの要因ではないでしょうか?

こうした日本の医療の背景があるということが医療機関に対する不信感を生んでいるのかもしれません。

選択肢を複数持つ

医療機関に受診の際は症状をしっかりと診て(機能検査も詳しく)説明をしてくれる医師を探すことからはじめると良いでしょう。(画像だけでなく機能検査をしてくれる医師も少ないと感じていますが必ずいます)また、今困っている事(痛みや生活における不便なことなど)についてできる限り細かく検査し説明してくれ、可能であれば手術以外で痛みや生活のしづらさもできる限り取り除いてくれるような医療機関、リハビリ施設などがあれば、不安感を持つことなく、落ち着いて対処可能になると思います。(セカンドオピニオン)

変形性股関節症に限らず、変形性の関節疾患のの治療方法の主流は今も昔も手術です。痛みや変形が強くなると手術をしないという選択肢がほとんど無くなり、途方にくれてしまうことがありますが、出来ることなら手術をしたくないとお考えの方が多いため、結果として自分自身で情報を集め、様々な方法を探し求めなくてはなりません。ここがうまくいかないとどんどんドツボにはまり、怪しい方向へ行ってしまい治療のチャンスを逃してしまうことがあります。

正しい情報を探す

股関節疾患についてインターネットで検索すると、手術の情報が多く(手術でよくなるという記載が多く正しいと思います)、保存療法を前面にだして股関節治療を積極的に行っている医療機関(整体やその他の治療院は除く)はなかなか見つかりません。

また、保存療法を掲げている医療機関に通院していても実際には細かい指導は最初の方だけで、徐々に自主トレーニングの方法を記したプリントなどを渡されてそのままになることもあります。自主トレを併用することで通院自体は少なくて済むのですが、効果を感じられずなんとなくやってしまいがちです。そして、徐々に通院の回数は減っていき、十分な効果を感じることが出来ないまま最終的にはリハビリの期間が終了と言うかたちになってしまいます。

フィジカルプラスでも股関節の痛みは、手術をしなくても改善する方がおられますが、実際にはどこに行ってよいかわからないと困って様々な治療法などを探し求めていた方が多く、痛みが出始めたときは、医療機関等で痛み止めや上記のようなトレーニングを薦められることが中心となり、なんとなくこのままでよいのか悩んでしまいます。

医療機関できちんとした診断を受け、股関節の状態をきちんと把握し、フィジカルプラスで、痛みの解消のお手伝いをできる可能性があります。

保存療法を始めるタイミングは遅くなることが多く(少しの痛みだと医療機関を受診しない事が多い)、痛みが強くなり関節可動域の減少などがかなり進んだ状態であせって始めると、手術をしないためにと頑張ってきた運動などがかえって股関節に大きな負担を作り、今ある痛みをより強くしてしまうことが多々あります。

股関節のリハビリの内容については個別に必要に応じて行うことが大切で、医療機関で薦められる筋力トレーニングやストレッチも大切だと思いますが、多くの場合はこれらの内容はもうはるか昔からある古い内容(ストレッチや筋トレの方法)であることが多く個別に対応しているとは言い難いのです。(ひざの痛みなどでも同様です)

股関節に限らず運動療法も私が理学療法士となった約20年前と比べて随分と変わってきているため、多い切って新しいことを始める勇気も大切ではないでしょうか?(現在では運動連鎖と呼ばれるカラダの決まりごとや皮膚や筋膜なども詳しいことがわかりつつあり進化しています)

実際に股関節自体ではなくその他の部分にも原因と思われるところがあることが多く、そこを変えるだけで痛みが取れる方が多くおられます。

今一度医療機関への関わり方を再確認していただければと思います。

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