臼蓋形成不全、変形性股関節症と股関節痛で困ったら

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臼蓋形成不全や変形性股関節症と診断されたら

多くの股関節疾患の患者様の治療にリハビリテーションの立場から携わってきましたが、手術適応にならない(どちらかというとしたくてもできない方でしたが)方のほとんどが、姿勢や動作、特に歩き方などに特徴が見られ、動作のバリエーションが減少し長い時間をかけて知らず知らずのうちに悪化してきた方が多くおられました。
実際にほとんどの方が、医療機関を受診して初めて股関節疾患(臼蓋形成不全)を指摘されてびっくりされてきますが、初期の場合ははっきりとした骨の変形等も見られず、手術の適応にはなりません。実際に問題のある筋肉を中心としたアプローチでかなりの方の痛みが解消しています。

少しの違和感を放置しないことが大切です

股関節の痛みをお持ちの方の非常に多くが活動量が多いときだけ痛む、時間が経つと痛みが落ち着くなど初期の段階ではそのまま放置しがちです。(本来はこの時点で医療機関を受診すべきです)しかしながらそのまま放置しておくと、徐々に関節可動域の制限に加え、痛みだけでなく、特徴的なぎこちない歩き方がに気になりだし、爪が切れないなど日常生活に悪影響を与えるようになります。

歩行の際に痛い方の足が横に開く、カラダが左右に大きく揺れる、おしりが後ろに引けてくると一層痛みを強くしてしまう原因となります。少しでも早いうちに問題となるカラダの使い方を変えることが痛みを解消する近道です。時間が立つほど労力を要するため少しの違和感でも放置しないようにしてください。

正しい歩き方、カラダの使い方で痛みは自然と変わります

どこに痛みが出ているか?

長時間歩いたり、立っていると腰やおしり、すねの外側が痛くなったりしていませんか?また、レントゲン上股関節に問題が合っても、必ずしも股関節に痛みが出るとは限りません。はじめのうちは腰痛・おしり・すねの痛みが出ることがよくあります。注意深く痛む部位をチェックしてみてください。

変形の強さと痛みは一致しない!

レントゲン上、末期の変形性股関節症であっても、痛みもほとんどなく、杖すら必要としない方、反対に初期で関節に特に問題がなくても痛みで日常生活に支障をきたす方もおられます。いつまでたっても腰痛が良くならないと思っていたら、原因が股関節であったりする事例も見受けられます。このように変形の強さと痛みの状態は一致しません。そのためまず必要なことは関節可動域の確保となります。

靴下が自分で履けない、爪を自分で切れないなどの日常生活に支障をきたし始める前に早めに関節可動域を維持拡大できるように対処するべきです。関節可動域は一度制限されると取り戻すことが難しく、日常動作を困難にしてしまいます。少しでも可動性の低下を感じたら早めに対処しましょう。

負担をかけずに正しく使えば解消する痛みがほとんどです

痛みがあると、普段から股関節に負担をかけないように杖をついたり、物をつかんで立ち上がったり、痛む側をかばっていませんか?

実際には、必要以上に股関節をかばう必要はなく、問題となっている動作のクセを修正したり、動作のバリエーションを増やしていくだけでも日常生活を楽に送ることが出来るようになります。特に杖を利用している方では杖を持つ腕、持ち方などを変えるだけでも歩きやすさに変化が出ます。

今一度自分自身の普段の生活スタイルを見直してみてはいかがでしょうか?

 

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