変形性膝関節症の一般的保存療法と手術療法について

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一般的保存療法とは?

一般的には変形性膝関節症の治療方法には、保存療法と手術療法の2つがあります。ここが股関節の治療と決定的に違う部分で、変形性股関節症の場合では手術療法が第一の選択肢となりますが、変形性膝関節症の場合はまず最初は保存療法が第一の選択肢となります。

保存療法には運動療法、装具療法(足底板療法)、物理療法、薬物療法などがあり、これらを必要に応じて組み合わせて行います。実際には整形外科等で温熱、電気治療などの物理療法と消炎鎮痛剤が中心となっている場合が多いと思います。

手術療法は、名前の通り手術を行います。保存療法で効果が得られない場合に行われます。一般的に行われているリハビリテーションはひざの曲げ伸ばしの可動域訓練とひざを支える筋力増強訓練です。膝の可動性と支持性を回復させるリハビリテーションは変形性膝関節症の治療として有効であるとある程度認知されています。ここ下関の医療機関でも変形性膝関節症の保存療法はおおよそ同じような形で実施されています。

変形性膝関節症の施術内容はこちら

可動域訓練

可動域訓練は、変形性膝関節症によって関節の動きが悪くなったり、動く範囲が狭くなったりした場合に、その動きや範囲を改善するために行います。訓練前に温熱による物理療法を行うと痛みも少なく、痛みによる負担が少なくなります。

筋力訓練

変形性膝関節症では、太ももやひざの周りの筋肉を鍛えてひざ関節を支える力を強くするように指導されます。水中歩行などプールでの運動は浮力のためにひざへの負担が少なく筋力をつけるのに有利という事で自主トレとして多くの方が行なっています。

と言った内容はインターネット上でも整形外科等でもよく言われていると思います。しかし、実際にはうまくいかずお困りの方がたくさんおられます。

うまくいかない膝のリハビリと運動療法

このような経験はありませんか?

筋肉を鍛えるといいつつプールで膝に負担をかけずに歩く?

あなたの膝の筋力は本当におちていますか?プールで歩く理由は主に減量のためなのでしょうが、体重が軽い方でも膝の痛みが強い方がたくさんおられ、余程太めの方でないかぎりあまり問題にならないと思います。膝の筋肉を鍛えなさいと言われつつ、プールで負担をかけずに歩くということはある意味矛盾しているかと思います。したがって、プールで歩いても浮力が働き下肢の筋力はうまく向上しません。宇宙から帰ってきた宇宙飛行士をイメージするとわかると思います。

継続していて効果を感じていますか?

変形性膝関節症の方で筋力トレーニングやプールトレーニングを続けていて痛みの軽減などの効果を感じたことはありますか?どちらも必要ないというわけではありません。しかし、この2つを中心に行っていて良くなった方は実は私自身今まであまり見たことがありません。実際に検証してみると膝の周りの筋力はしっかりと維持されている方が多くおられ鍛えるということにはあまり意味が無いと思います。

姿勢や歩き方、動作に着目するとカラダは変わる!

実際にリハビリテーションの現場でも一般的な指導を受けてきた方を多く見てきましたが、ほとんどの方は運動戦略(カラダの使い方)に問題があって痛みが強くなっていました。歩行を例にとると実際にスムーズに歩けているか?高めの重心を保ち安定したバランスとスピードを保持できているかが大切です。

本当に重要な事は筋力よりも姿勢?

一般的な運動療法で行うような、関節可動域や筋力も重要なのですが、膝の関節疾患では、特に姿勢や動作が特に重要となってきます。ほとんどの方が必要なところに力が入らず、反対に必要のないところに力が入ってしまいます。このように体の使い方は痛みの解消には必要不可欠なものですのでこれまで考慮したことのない方はやり方を変えてみる価値があります。実際にどのような姿勢や動作が良いのかは個人差があります。痛みで通常の生活が出来ない方はまずご相談下さい。

 

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